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催眠と精神分析の決定的な違い

現在、昔勉強した精神分析の勉強を再度やり直しています。
もう一度、勉強し始めてみると、わかっていたと思っていたことも、意外と再発見することがあって、精神分析の興味深さが増しています。

私は精神分析家ではないので、精神分析そのものを治療で行う事はありませんが、精神分析の要素を催眠の中でいかに活用するかということに興味があります。

なので、精神分析を催眠でどう活用するか、という視点で精神分析を評価しています。

精神分析は、無意識と意識との関係性が基本的に一方向性です。

無意識→意識

無意識にあるものを意識下に浮かび上がらせて、意識化することで気づきを与えるのが精神分析の基本的な理論になります。

ところが、睡眠は、無意識と意識の双方向性になっています。

無意識⇄意識

具体的には、精神分析的な形で、意識に無意識的なものを上らせることもできますし、意識的なことを無意識の中に埋め込むことも可能となります。

私は催眠を使う理由は、そういう催眠の汎用性にあるのです。